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今までの心身に違いを見つけたら病院へ【迫り来る更年期障害】

簡単な検査で大きな効果

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集団食中毒などを防ぐ

検便検査は個人の腸疾患などの病気の診断にも使われますが、集団食中毒を防ぐなどの社会的な目的のためにも活用されています。検便検査を行えば、調理従事者が食中毒の原因となる細菌を保持していないかどうかがすぐに判明するからです。食中毒の原因菌を体内に持っていても、自覚症状が出るとは限りません。そのため検便検査が効果的な方法なのです。検便検査は自分で便を採取して提出するだけでよく、病院へ出向いて検査機器を使い大がかりな検査を行う必要はありません。また、病院の検査室で横になって肛門から検査器具を使って検査を行うのに比べ、被験者の心理的負担ははるかに軽いものになるというメリットがあります。このような長所があるので、食品取扱者などは毎月検便検査を受けるのが望ましいとされています。

海外旅行者は注意を

日本でも終戦後くらいまでは赤痢やコレラ・チフスなどが問題となっていた時代がありました。現在ではそのような病気のことを気にする人は多くありませんが、今でもそうした病気のリスクがなくなったわけではありません。検便検査は内視鏡検査や画像診断と比べてずっと簡便である上に、費用も少なく抑えることができます。近年は日本人の海外渡航者も増加する一方となっており、日本ではすでにあまり見られなくなった病気や、あるいは外国の風土病のような病気が海を越えて入ってくるケースが時折見られます。したがって、特に仕事で食品を扱う人が出張や旅行などで海外から帰ってきたときは、きちんと検便検査を受けて問題がないか確かめた上で職場に戻ることが推奨されます。グローバル化のさらなる進行とともに、検便検査が持つ役割の大切さはますます認識されていくことと予測されます。